営業資料・社内資料から動画を作るには?用途・本数・尺・素材・納期の整理
営業資料・社内資料の動画は、用途、本数、尺、必須情報、素材、納期を先に分けて伝えます。資料を渡すだけでなく、何を残し、誰が確認するかまで依頼条件に書きます。
営業用と社内用では、見る人、公開範囲、更新頻度、必要な確認が異なります。完成動画の長さだけで依頼せず、章立てや素材の状態をそろえると、各社の提案と見積もりを比べやすくなります。
用途と見る人を分ける
同じ資料から作っても、商談前の営業資料、展示会の再生、社内研修では必要な尺・音・公開範囲が変わります。最初に用途と視聴者を一つに絞り、視聴後の行動を決めます。
| 用途 | 見る人 | 必ず伝えること | 先にそろえる条件 |
|---|---|---|---|
| 商談前の営業資料 | 見込み顧客 | 課題・解決方法・導入後の行動 | 公開可能なサービス情報とCTA |
| 展示会・説明会 | 短時間で通り過ぎる来場者 | 音がなくても分かる要点・問い合わせ先 | 字幕、ロゴ、会場での再生条件 |
| 社内研修・マニュアル | 社員・担当者 | 手順・判断基準・更新箇所 | 承認済み原稿、画面、社内用語の定義 |
営業資料の動画に顧客名や未公開の数値を入れる場合は、社外公開する版と社内確認用の版を分けます。公開範囲が決まらない項目は「未定・提案希望」として残し、制作側が事実を補わないようにします。
本数・尺・サイズ・必須情報を決める
「営業資料を動画にする」だけでは、1本の要約か、章ごとのシリーズか、画面操作をどこまで入れるかが分かりません。下表の順に決め、基本条件と追加案を別行にします。
| 項目 | 決めること | 記入のポイント |
|---|---|---|
| 用途・見る人 | どこで誰が見るか、視聴後に何をしてほしいか | 営業資料/商談/社内研修などを分ける |
| 本数・企画 | 1企画1本か、章別・業種別に複数本か | 「1本」と「6本のシリーズ」を混ぜない |
| 尺・サイズ | 各本の秒数、比率、解像度、字幕の有無 | 60秒1本、16:9、MP4などを明記する |
| 必須情報 | 製品名、機能、数値、注意事項、CTA、問い合わせ先 | 最新版の資料・URL・根拠を添付する |
| 確認・修正 | 誰が何を確認し、構成変更や再収録をどう数えるか | 事実確認と表現修正を分けて書く |
本数を数える
- 1つの企画を1本にするのか、章ごとに分けるのか
- 業種別・顧客別の差し替え版を何本作るのか
- 同じ内容の短尺版・縦型版を別納品として数えるのか
必須情報を固定する
- 製品名、機能名、数値、注意事項、CTA、URL
- 削ってよい説明と、削ってはいけない法務・安全情報
- 最新版の資料番号、更新日、確認担当
素材と権利・機密情報を整理する
資料のファイルだけを渡すと、どのページを使うか、画面を再現してよいか、社外へ出せるかが分からないことがあります。使う素材、避ける情報、利用範囲を一緒に記録します。
顧客情報、ログイン情報、個人名、未公開の売上や料金を含む画面は、テストデータへ置き換えるか、使用範囲を個別に確認します。機密情報を制作側が補完する前提にしません。
納期を工程の起算点で書く
「2週間で納品」だけでは、資料受領、台本承認、初稿確認のどこから数えるか分かりません。制作側の作業日と、依頼側の確認日を分けて、各段階の予定を聞きます。
| 段階 | 主な作業 | 依頼時の確認 |
|---|---|---|
| 資料受領 | 使う資料・画面・素材の受領と不足確認 | 受領日を納期の起算点にするか |
| 台本・構成承認 | 要約、章立て、必須情報、CTAの確認 | 承認後の構成変更を修正扱いにするか |
| 初稿確認 | 映像、音、字幕、画面の事実確認 | 社内確認者と回答期限を誰が決めるか |
| 最終納品 | 指定形式・サイズ・版名・利用条件の確認 | 納品予定日と公開開始日を分ける |
架空の依頼条件を見る
下表は、営業資料から60秒動画を依頼する書き方を示す架空の例です。実在のサービス、顧客案件、料金、制作実績、納期の保証ではありません。自社の資料名・担当・公開範囲へ置き換えて使います。
| 用途 | 架空のSaaS「整理箱」を初回商談前に説明する営業資料動画 |
|---|---|
| 本数・尺・サイズ | 1企画1本・60秒・16:9。15秒版と9:16版は追加案として別見積もり |
| 必須情報 | 対象者、解決する課題、主要機能3つ、導入手順、相談フォームURL。数値は承認済み資料のみ使用 |
| 素材 | 公開可能な営業資料8ページ、テスト環境の画面収録、ロゴ、サービスURL、字幕原稿 |
| 台本・確認 | 資料の要約と構成案を提案してほしい。製品担当が機能名・数値・画面を確認する |
| 納期 | 資料受領から構成案、初稿、最終納品までの予定日を分け、各確認に2営業日を確保 |
| 利用条件 | 自社営業資料とWeb商談で利用。画面、BGM、声、生成素材、編集データの条件を個別確認 |
15秒版、9:16版、ナレーション、編集データ、追加の画面収録は基本条件に含めず、必要なら別案として費用・納期・権利条件を提示してもらいます。
見積もりへ渡す
用途、本数、尺、サイズ、必須情報、素材、台本、修正、利用範囲、納期が決まったら、同じ依頼文を各社へ送ります。未定の項目は空欄にせず、提案してほしい範囲と追加案を明記します。
営業資料の条件を、各社で同じ順番に確認できる依頼文へ整理できます。
参考・確認日
- 用途から選ぶ|資料・研修:資料・研修動画で先に整理する素材と確認項目。
- 見積もり依頼テンプレート:用途、尺、本数、素材、修正、納期、利用条件をそろえる項目。
本文更新日:2026年10月19日。記入例は架空です。実際の資料、素材、希望日をもとに、制作会社へ費用と日程を確認してください。