営業資料・社内資料から動画を作るには?用途・本数・尺・素材・納期の整理

営業資料・社内資料の動画は、用途、本数、尺、必須情報、素材、納期を先に分けて伝えます。資料を渡すだけでなく、何を残し、誰が確認するかまで依頼条件に書きます。

営業用と社内用では、見る人、公開範囲、更新頻度、必要な確認が異なります。完成動画の長さだけで依頼せず、章立てや素材の状態をそろえると、各社の提案と見積もりを比べやすくなります。

用途営業・説明会・研修
尺・本数章・版・サイズを分ける
確認必須情報と納期を決める
この記事の目次
  1. 01用途と見る人を分ける
  2. 02本数・尺・サイズ・必須情報を決める
  3. 03素材と権利・機密情報を整理する
  4. 04納期を工程の起算点で書く
  5. 05架空の依頼条件を見る
  6. 06見積もりへ渡す
  7. 07参考・確認日
01

用途と見る人を分ける

同じ資料から作っても、商談前の営業資料、展示会の再生、社内研修では必要な尺・音・公開範囲が変わります。最初に用途と視聴者を一つに絞り、視聴後の行動を決めます。

営業資料・説明会・研修の依頼条件
用途見る人必ず伝えること先にそろえる条件
商談前の営業資料見込み顧客課題・解決方法・導入後の行動公開可能なサービス情報とCTA
展示会・説明会短時間で通り過ぎる来場者音がなくても分かる要点・問い合わせ先字幕、ロゴ、会場での再生条件
社内研修・マニュアル社員・担当者手順・判断基準・更新箇所承認済み原稿、画面、社内用語の定義

営業資料の動画に顧客名や未公開の数値を入れる場合は、社外公開する版と社内確認用の版を分けます。公開範囲が決まらない項目は「未定・提案希望」として残し、制作側が事実を補わないようにします。

02

本数・尺・サイズ・必須情報を決める

「営業資料を動画にする」だけでは、1本の要約か、章ごとのシリーズか、画面操作をどこまで入れるかが分かりません。下表の順に決め、基本条件と追加案を別行にします。

依頼文に入れる条件(営業資料・研修動画)
項目決めること記入のポイント
用途・見る人どこで誰が見るか、視聴後に何をしてほしいか営業資料/商談/社内研修などを分ける
本数・企画1企画1本か、章別・業種別に複数本か「1本」と「6本のシリーズ」を混ぜない
尺・サイズ各本の秒数、比率、解像度、字幕の有無60秒1本、16:9、MP4などを明記する
必須情報製品名、機能、数値、注意事項、CTA、問い合わせ先最新版の資料・URL・根拠を添付する
確認・修正誰が何を確認し、構成変更や再収録をどう数えるか事実確認と表現修正を分けて書く

本数を数える

  • 1つの企画を1本にするのか、章ごとに分けるのか
  • 業種別・顧客別の差し替え版を何本作るのか
  • 同じ内容の短尺版・縦型版を別納品として数えるのか

必須情報を固定する

  • 製品名、機能名、数値、注意事項、CTA、URL
  • 削ってよい説明と、削ってはいけない法務・安全情報
  • 最新版の資料番号、更新日、確認担当
03

素材と権利・機密情報を整理する

資料のファイルだけを渡すと、どのページを使うか、画面を再現してよいか、社外へ出せるかが分からないことがあります。使う素材、避ける情報、利用範囲を一緒に記録します。

原稿・営業資料使うページ、章、最新版の日付を示し、不要なページや社外秘の情報を除く。
画面・図表テスト環境の画面収録、図表の元データ、差し替え予定の箇所を用意する。
ブランド素材ロゴ、社名表記、指定色、フォント、読み方、使用禁止表現をまとめる。
音声・字幕ナレーション原稿、読み方、字幕の全文、BGM・効果音の希望と利用範囲を確認する。
権利・公開範囲人物・顧客名・画面・素材・声の利用許諾、公開先、利用期間、二次利用を記録する。
更新情報料金、機能名、画面、制度など更新される項目と、次回差し替えの担当を決める。

顧客情報、ログイン情報、個人名、未公開の売上や料金を含む画面は、テストデータへ置き換えるか、使用範囲を個別に確認します。機密情報を制作側が補完する前提にしません。

04

納期を工程の起算点で書く

「2週間で納品」だけでは、資料受領、台本承認、初稿確認のどこから数えるか分かりません。制作側の作業日と、依頼側の確認日を分けて、各段階の予定を聞きます。

営業資料動画の納期確認表
段階主な作業依頼時の確認
資料受領使う資料・画面・素材の受領と不足確認受領日を納期の起算点にするか
台本・構成承認要約、章立て、必須情報、CTAの確認承認後の構成変更を修正扱いにするか
初稿確認映像、音、字幕、画面の事実確認社内確認者と回答期限を誰が決めるか
最終納品指定形式・サイズ・版名・利用条件の確認納品予定日と公開開始日を分ける
希望日と公開開始日を分ける社内承認や媒体への入稿が残る場合、納品日がそのまま公開日になるとは限りません。素材の締切、確認者の回答期限、公開準備の日数を別々に記入します。
05

架空の依頼条件を見る

下表は、営業資料から60秒動画を依頼する書き方を示す架空の例です。実在のサービス、顧客案件、料金、制作実績、納期の保証ではありません。自社の資料名・担当・公開範囲へ置き換えて使います。

架空のサービス「整理箱」|営業資料動画の記入例
制作会社へ渡す条件(架空)
用途架空のSaaS「整理箱」を初回商談前に説明する営業資料動画
本数・尺・サイズ1企画1本・60秒・16:9。15秒版と9:16版は追加案として別見積もり
必須情報対象者、解決する課題、主要機能3つ、導入手順、相談フォームURL。数値は承認済み資料のみ使用
素材公開可能な営業資料8ページ、テスト環境の画面収録、ロゴ、サービスURL、字幕原稿
台本・確認資料の要約と構成案を提案してほしい。製品担当が機能名・数値・画面を確認する
納期資料受領から構成案、初稿、最終納品までの予定日を分け、各確認に2営業日を確保
利用条件自社営業資料とWeb商談で利用。画面、BGM、声、生成素材、編集データの条件を個別確認

15秒版、9:16版、ナレーション、編集データ、追加の画面収録は基本条件に含めず、必要なら別案として費用・納期・権利条件を提示してもらいます。

06

見積もりへ渡す

用途、本数、尺、サイズ、必須情報、素材、台本、修正、利用範囲、納期が決まったら、同じ依頼文を各社へ送ります。未定の項目は空欄にせず、提案してほしい範囲と追加案を明記します。

12項目のテンプレートへ移す

営業資料の条件を、各社で同じ順番に確認できる依頼文へ整理できます。

依頼テンプレートを見る

費用比較表で尺・本数・サイズ・修正をそろえる
資料・研修に対応する公開条件を見る

07

参考・確認日

本文更新日:2026年10月19日。記入例は架空です。実際の資料、素材、希望日をもとに、制作会社へ費用と日程を確認してください。