Higgsfieldの新機能|Katana・Ad Multiplierの概要とRestyle試用

Higgsfieldでは、写真からエディット動画を作るKatana、広告の構成を活かすAd Multiplier、既存動画の画風を変えるGenjutsu Restyleが追加されています。公式の更新日と利用経路を整理し、Restyleは自社サンプルを使ってAPIから1回試しました。

この記事の目次
  1. 01最近の更新を用途で選ぶ
  2. 02KatanaとAd Multiplier
  3. 03RestyleのWebとAPIの違い
  4. 044.4秒の動画でAPIを試用
  5. 05最初に試す機能の選び方
  6. 06出典・検証の範囲

最近の更新を、やりたい作業から選ぶ

2026年10月16日に公式更新履歴を確認しました。以下は同日の一斉発表ではなく、9月末から10月に公開された機能です。入力素材と作業の違いから選ぶと、自分に必要なものを見つけやすくなります。

公式更新履歴に記載された日付と用途
機能・更新日主な用途始める場所
Katana
10月8日
写真をもとに、プリセットの動き・演出を使うKatanaページ/Claude連携
Ad Multiplier
10月6日
参考広告の構成を使い、商品や出演者などを変えるAds Studio
Genjutsu Restyle
9月30日
元動画を別のアニメーション画風へ変えるGenjutsuのStyles/対応API

10月13日にはWan 3.0の期間限定提供・API割引も告知されています。これは上記の新機能とは別のキャンペーンです。利用前に対象プランや期限を公式更新履歴で確認してください。

Katanaは写真から、Ad Multiplierは参考広告から

Katana:素材写真をエディット動画にしたいとき

公式は、Katanaのプリセットを選び、写真を追加してClaudeで再現する流れを案内しています。人物・商品・衣服などの参照画像は、1回のエディットにつき最大5枚です。手元に動画がなくても、写真を起点に演出を試したいときの候補になります。

最初はKatanaの公式ページで完成例を見て、商品を大きく見せるのか、人物の動きを主役にするのかを決めます。写真の背景や構図も結果に関わるため、見せたい部分が隠れていない素材を選ぶと確認しやすくなります。

Ad Multiplier:参考広告の流れを活かしたいとき

元になる広告動画と自分の素材を渡し、商品・人物・場所・台本・冒頭の訴求・CTAなどを変更する機能です。公式案内の入力は4〜30秒の動画1本と画像最大20枚。Ads StudioのAd Multiplierから利用します。

試す前に、参考動画のどの部分を活かすかをメモします。「3秒で商品を見せる」「使い方の後に購入案内を置く」など、構成の狙いを具体化しておくと、生成後に必要な修正を判断できます。入力には、自分で制作した素材や利用許諾を確認した素材を用意します。

KatanaとAd Multiplierは今回は生成していません。以下の実験は、別機能であるGenjutsu RestyleのAPIを使ったものです。

Restyleは画風を変える機能。WebとAPIの条件は分ける

Genjutsu Restyleは、元動画をもとに別の画風で描き直す機能です。公式APIには専用のRestyleエンドポイントが用意されており、スタイル一覧から選んだIDと元動画を指定します。

  • 元動画は4秒以上。30秒を超える場合は先頭30秒が使われます。
  • 出力設定は480p・720p・1080p。入力の縦横比をもとに生成されます。
  • 人物の参照画像は任意で、APIでは最大5枚。指定しなければ元動画の人物・場面を使います。
  • 出力尺やフレームレートが元動画と完全に一致するとは限りません。

Webの更新案内とAPI仕様では、参照画像の上限やスタイル指定の方法が異なります。APIで作る場合はAPIの仕様を確認し、画面の説明をそのままプログラムへ当てはめないことが大切です。

また、Higgsfield APIはWebの月額プラン・クレジットとは別のサービスとして案内されています。APIキーを持っていることだけで、Katanaなどすべての画面機能を同じ方法で実行できるとは限りません。公式APIガイドと機能ごとの提供経路を確認してください。

4.4秒の自社サンプルを、APIから1回試した

人物が箱を受け渡す公開済みのAI生成サンプルを使い、「Hand-Painted Cel Animation」を選びました。目的は、元動画を別の画風へ変えられるか、出力条件がどう変わるかの確認です。お客様の素材は使用していません。

試用条件(2026年10月16日)
機能・経路Genjutsu Restyle v1.0/Higgsfield API
入力4.4秒、1280×720、30fps。公開済み自社サンプル
設定480p、スタイル1種類、追加の参照画像なし
生成回数1回。追加生成なし
費用の見積もり約1.59ドル。見積もりAPIの480p単価0.318ドル/秒を使い、4.4秒を5秒分として計算。確定請求額ではありません。
入力:4.4秒・1280×720・30fps。箱の受け渡しから寝室へ切り替わる自社サンプル。
生成結果:約4.42秒・854×480・12fps。未編集の出力を掲載。

画風は変わったが、元の場面も変わった

全尺から0.5秒ごとに抽出したフレームでは、セルアニメ調への変換を確認できました。一方、元動画の普段着が青い作業服と帽子に変わり、0秒付近には入力にない工場の製造ラインが現れています。箱の受け渡しという大筋が残っても、人物の服装や場面までそのまま維持されるわけではありませんでした。

約3.5秒以降の寝室への切り替えは元動画にもあります。ここを生成時に追加された場面と誤解しないよう、入力と出力を並べています。出力のフレームレートは30fpsから12fpsへ変わりました。

今回の結果は、画風を変える案の検討には使えても、人物・衣装・背景を厳密に固定したい案件では追加確認が必要です。抽出フレームとファイル仕様を確認した段階であり、通常速度での動き・指の連続性・音声の聴取確認は完了していません。納品品質の合格判定はしていません。

試用結果はこの素材・設定での1回分です。他の人物、商品、画風でも同じ結果になることや、手・物体の接触が正確に保たれることを保証するものではありません。

最初は「変えたいもの」を一つに絞る

写真に動きや演出を付けたいならKatana、広告の展開案を作りたいならAd Multiplier、既存動画の画風を変えたいならRestyle、という選び方ができます。これは入力素材と機能の違いから整理した編集部の提案です。

試す際は短い素材を一つ選び、人物・商品・背景のうち何を保持したいかを先に決めます。仕上がりでは、全体の画風だけでなく、手が物に触れるところ、商品の形、文字、カットの終わりも確認しましょう。

本番利用に進む前には、必要な解像度での費用と、使える結果までの生成回数を見積もります。完成品としての確認項目は、修正・納品チェックリストにまとめています。

出典と検証の範囲

公式情報の確認日・試用日:2026年10月16日。料金は実行前の見積もりに基づき、請求明細との照合は未実施です。当サイトの運営者はFablessBridgeを運営する株式会社志庵です。