Eleven Music v2.5とLyria 3.5構成編集・尺・課金経路で選ぶ

Eleven Music v2.5はcomposition plan、Audio Reference、inpaintingを使って曲の構成を詰める経路、Lyria 3.5はテキストや画像から歌詞付きのフル曲を作るGemini API経路です。修正方法から選びます。

2026年10月19日に確認したElevenLabsとGoogleの公式資料をもとにした比較です。音質、歌詞、権利、速度を同じ条件で測ったランキングではなく、モデル・サービス・APIの階層と課金単位を分けて整理します。

この記事の目次
  1. 01構成を編集するか、一曲を作るかで選ぶ
  2. 02正式ID・入力・出力を比較する
  3. 03曲の構成とファイル形式を管理する
  4. 04架空の短編動画用BGMで試す
  5. 05構成情報を別経路へ移す
  6. 06料金単位と尺表示の限界
  7. 07出典・確認範囲
01

構成を編集するか、一曲を作るかで選ぶ

Eleven Music v2.5のAPIモデルIDはmusic_v2_5です。ElevenLabsはcomposition plan、Audio Reference、inpainting、finetuneなどを使うMusic API経路を案内しています。曲をsectionへ分け、順序、尺、style、negative styles、context adherenceを指定して修正したい場合に先に候補にします。

Lyria 3.5のGemini APIモデルIDはlyria-3.5です。Googleはテキストと画像から44.1kHz stereoの曲を生成し、MP3と歌詞を返すフル曲モデルとして案内しています。公式ガイドは、現行経路でmulti-turn editing/refiningに対応しないと説明しています。

先に決めること
section単位の構成編集、Audio Reference、inpaintingを作業票へ残すならEleven Musicから試します。テキストや画像から数分の曲と歌詞を作り、構造化したpromptで一度に試すならLyria 3.5から試します。どちらの音質や歌詞が優れるかは、同じ条件の測定なしに決めません。
02

正式ID・入力・出力を比較する

公式資料で確認できる音楽生成の経路差(2026年10月19日確認)
確認軸Eleven Music v2.5Lyria 3.5制作で残す確認
正式な識別子music_v2_5lyria-3.5サービス名、model_id、API、確認日を保存。
入力テキストprompt、composition plan、約30秒のAudio Reference。inpainting等のMusic API機能。テキスト、画像。promptで曲調、構成、楽器、歌詞言語などを指定。音声参照、画像参照、prompt、section、歌詞を別々に保存。
編集ordered chunks、duration、styles、negative styles、context adherence、inpainting。composition planとtext promptは相互排他。現行ガイドはmulti-turn editing/refining非対応。prompt rewriterで音楽構造を補う。修正したsection、seed、参照素材、採用テイクを記録。
出力・尺Music APIの音声。現行Capabilities・Pricingの一般上限は5分。Compose APIの受付パラメータには最大600,000msがあるが、実出力上限を証明するものではない。MP3と歌詞。44.1kHz stereo。フル曲は数分の目安で、Lyria 3 Clipの30秒とは別。曲の長さ、音質、歌詞、出力のファイル形式、経路を確認。
提供状態Music APIは有料購読者向け。Websiteは全ユーザー向けと案内。Gemini APIのstableモデル。Googleのdeprecationsに現時点のshutdown告知なし。Web、API、アカウント、プランを混同しない。

現行のCapabilities・PricingではMusicの一般上限を5分として扱います。Compose APIが受け付ける600,000msという値はパラメータ範囲であり、実際に10分の完成音源を返す上限を示す資料ではありません。Lyria 3.5の「数分」という説明も、指定できる固定の完成尺として扱いません。

03

曲の構成とファイル形式を管理する

Eleven Musicのcomposition planは、曲を順序付きのchunkへ分け、各sectionのduration、styles、negative styles、context adherenceを記録できます。Lyria 3.5では、歌詞、tempo、key、楽器、mood、構成、画像参照をpromptへ組み立て、出力された曲と歌詞を一緒に検品します。

Eleven Musicを先に試す条件

  • イントロ、Aメロ、サビなどsectionごとに尺とstyleを決めたい。
  • Audio Referenceで方向性を渡し、inpaintingやfinetuneを使いたい。
  • 曲の修正履歴と採用テイクをcomposition planへ結び付けたい。

Lyria 3.5を先に試す条件

  • テキストや画像から、歌詞を含む曲の案を一度に作りたい。
  • 楽器、BPM、key、mood、構成をpromptで具体化したい。
  • MP3またはWAVの出力と歌詞を動画編集へ渡す工程を作れる。

どちらの経路でも、生成物の見た目ではなく、曲の版、生成日時、prompt、参照素材、出力のファイル形式、動画へ入れた位置を記録します。歌詞や音楽の権利判断を、モデルの説明やファイル形式から推定しません。

04

架空の短編動画用BGMで試す

仮の条件(実際の生成結果ではない)

30秒の商品紹介動画に、冒頭の短い導入、商品を見せる区間、最後のCTAを置く。歌詞は不要で、明るいインストBGMを作り、動画編集で30秒へ切り出す。将来は60秒版も作る可能性がある。

  1. 動画のsection、必要な尺、BPM、key、instrument、音量の目安を先に決める。
  2. Eleven Musicではcomposition planのchunk、duration、styles、negative stylesを記録し、必要ならAudio Referenceを添付する。
  3. Lyria 3.5では歌詞不要、instrumental、section構成、BPM、key、moodをpromptへ書き、MP3またはWAVの出力と生成日時を保存する。
  4. 30秒へ切り出した編集後ファイルと元の曲を分け、導入・商品表示・CTAのタイミングに合うかを検品する。

この例では、sectionを直しながら60秒版へ伸ばす計画ならEleven Music、一度に曲の候補を作って動画へ合わせる計画ならLyria 3.5から試します。実際の音楽的な優劣やループの自然さは測定していません。

05

構成情報を別経路へ移す

Eleven MusicからLyria 3.5へ移すときは、composition planのordered chunks、duration、styles、negative styles、Audio Referenceを、Lyriaのprompt、画像参照、歌詞・instrumental指定へ組み直します。composition planをそのままLyria APIの設定へ貼り付ける互換性は確認できません。

Lyria 3.5からEleven Musicへ移す場合は、生成した曲の構成、歌詞、tempo、key、楽器、画像の役割を、Elevenのsectionごとのchunk、style、negative style、context adherenceへ分けます。Lyriaのmulti-turn編集非対応という制約を、Eleven Musicで自動的に解決できると仮定しません。

  • 元prompt、画像・音声参照、歌詞、section、尺、seed、生成日時、採用テイクを保存する。
  • 移行後のmodel_id、API、プラン、出力のファイル形式、編集履歴を別に記録する。
  • 同じBPMやkeyを書いても、生成結果や構成が一致するとは限らないため、動画の尺とカット位置を再検品する。
06

料金単位と尺表示の限界

ElevenLabsのAPI料金表はMusicを$0.150/分、プランの含有分数、FAQの生成単位請求として掲載しています。Google Gemini APIの料金表はLyria 3.5を$0.08/song、無料枠なしと掲載します。分単位と曲単位は同じ条件ではなく、最大尺にも資料間の表示差があります。どちらが安いかを一般化しません。

この記事のための新規生成、音質、歌詞の正確さ、曲構成、速度、成功率、権利確認は行っていません。Eleven Musicの「最も高度」やLyriaの「flagship」という提供元の説明を、品質や商用可否の証明にしないでください。

07

出典・確認範囲

公式資料の確認日は2026年10月19日です。正式ID、入力、構成編集、尺、出力、提供経路、料金単位、Lyria 3.5の編集制限を一次資料で照合しました。音質・歌詞・権利の実測や判定は行っていません。