Seedance 2.0から2.5へ移行する?15秒の既存工程と30秒の新しい参照制御を比べる
新規の長い物語や多数の参照素材を一度に扱うならSeedance 2.5、既存の15秒・最大9画像/3動画/3音声の工程を再現したいならSeedance 2.0を基準に残します。2.5の機能拡張は、既存プロンプトや出力の互換性を保証しません。
ByteDance Seedの公式モデルページと公式発表、同じモデル名で利用できるRunway Dev APIの資料を経路別に確認しました。確認日は2026年10月19日です。
この記事の目次
結論と移行の前提を確認する
新規案件で30秒の物語、複数回の延長、最大30画像・10動画・10音声の参照、タイムスタンプ単位の編集を使いたいなら、Seedance 2.5公式モデルページと公式発表が示す拡張を基準にします。
既存案件でSeedance 2.0の15秒出力、最大9画像・3動画・3音声、編集・延長の手順を保存しているなら、まずSeedance 2.0公式モデルページの条件を記録し、同じ入力を2.5へ移す小さな試験を行います。公式は2.5を2.0からの発展として説明していますが、旧プロンプト、フレーム、音声、出力が同一になるとは保証していません。
現在のSeed公式モデル一覧ではSeedance 2.5が掲載され、2.0は一覧本文に表示されません。一方、2.0の公式モデルページは確認でき、Try now/Get APIの導線があります。したがって「2.0は終了」「2.0は全経路で利用可能」と一般化せず、対象アカウントと経路で確認します。
世代差を公式仕様で比べる
| 比較項目 | Seedance 2.0 | Seedance 2.5 |
|---|---|---|
| 公式発表日 | 2026年2月12日の公式ローンチ発表。 | 2026年7月31日の公式ローンチ発表。 |
| 1回の生成尺 | 15秒の高品質マルチショット音声・映像出力を公式発表。 | 最大30秒を一度に生成。複数回の延長を公式発表。 |
| 参照素材の上限 | 最大9画像、3動画、3音声と自然言語指示を同時入力。 | 最大30画像、10動画、10音声を1回に入力。 |
| 編集・延長 | 指定したクリップ・人物・動作・ストーリーの変更と動画延長を公式発表。 | タイムスタンプ単位の対象編集、グリーンスクリーン、カメラ視点、参照編集を公式発表。 |
| 音声 | 2チャンネル音声、BGM・環境音・人物音声のマルチトラック出力を公式発表。 | 音声・映像の共同生成モデル。公式発表は音声参照と音声・動きの改善を説明するが、旧版との音質順位は示さない。 |
| Runway Dev APIのID | seedance2。480p/720p、1080p、4Kの料金行を公式表で確認。 | seedance2_5。480p/720p/1080pの料金行と参照動画課金を公式表で確認。 |
公式発表の「改善」「より自然」といった表現は、各社の説明です。この記事では第三者ベンチマークや同一素材の実測を追加していないため、2.5が常に高品質・高速・安定とは結論づけません。
保存した入力を移行テストへ使う
移行前に、旧版で採用した入力画像・動画・音声、プロンプト、尺、比率、解像度、音声設定、出力ファイル、採用理由を一組で保存します。Seedance 2.0で使った「最大9画像・3動画・3音声」の構成をそのまま2.5へ送り、2.5の追加素材を最初から混ぜないと、世代差を追いやすくなります。
2.5へ移す試験では、最初に15秒の旧案件を同じ尺で再現し、次に30秒・追加参照・タイムスタンプ編集を一つずつ足します。プロンプトを一度に書き換えたり、映像と音声を同時に変えたりすると、どの変更が結果に影響したか分からなくなります。
移行判定で残す欄
- 旧版の実行経路と、現在も同じ経路で選べるか
- モデルID、設定、参照素材の順番、プロンプト全文
- 旧版と新版の出力尺・解像度・比率・音声トラック
- 変更禁止の人物・商品・文字・背景が保たれたか
- 採用カット、修正回数、編集で補った箇所
尺・編集・音声の差を工程へ反映する
2.0の15秒工程を2.5の30秒へ単純に伸ばすと、途中の場面が増えるだけでなく、確認するフレームと音の範囲も増えます。2.5の公式発表は、30秒内で複数のつながったショットを構成し、延長で後続クリップを追加すると説明しています。実際に連続性が保たれるかは、案件の素材と設定で全尺を確認します。
編集の粒度も記録します。2.0は対象クリップ・人物・動作・ストーリーの変更、2.5はタイムスタンプ単位の編集やグリーンスクリーン、カメラ視点を案内しています。これらは機能の選択肢であり、特定の破綻を必ず修正できるという保証ではありません。ラベルや字幕などの厳密な文字は、生成後に正式データを重ねる工程を残します。
音声は2.0が2チャンネル音声とマルチトラックを明記し、2.5は音声・映像の共同生成と音声参照を説明します。既存案件で音声の編集互換性が重要なら、映像だけでなくトラック数・長さ・チャンネル・台詞の有無を確認し、聞き取り検査を別に行います。
架空の既存案件で移行を決める
架空の条件:既存15秒の製品説明へ新しい場面を追加
Seedance 2.0で採用した15秒の製品説明があり、商品写真4枚、操作動画2本、ナレーション1本を参照している。次回は、同じ製品の使用前・使用中・使用後を30秒でつなぎ、背景差し替えも試したい。既存版を再現できなければ、旧案件の補修に使わない。
まず2.0の15秒設定を保存したまま2.5へ送り、商品・ナレーション・画面内の文字を確認します。次に2.5の追加機能を一つずつ試し、30秒化、追加参照、グリーンスクリーンのどれが必要な作業を減らすかを記録します。2.0の再現が崩れた場合は、2.5を新規カット専用にし、既存カットを無条件で置き換えません。
この例は説明用の架空条件で、今回新しく生成した結果ではありません。移行可否は、モデルの世代番号ではなく、保存した入力・出力・編集工程が再現できるかで決めます。
同じAPI経路の料金単位を比べる
2026年10月19日に確認したRunway Dev公式料金表では、Seedance 2.0のモデルID seedance2は480p/720pが36クレジット/秒、1080pが40クレジット/秒、4Kが150クレジット/秒です。Seedance 2.5の seedance2_5は480pが20、720pが30、1080pが68クレジット/出力秒で、入力・参照動画は合計30秒まで追加課金、画像・音声は無料、1生成あたり80クレジットの最低値があります。
同じRunway Dev APIの経路・解像度・出力尺・参照動画の有無で比較する場合だけ、このクレジット表を使えます。公式Web、BytePlus、Higgsfieldなど別経路の価格へ換算しません。クレジットから日本円へ変換する購入プランや税をこの記事で推定していません。
2.5の最低80クレジットは、短い生成で単純な秒単価より大きく見える場合があります。見積もりには、1回の最低値、参照動画の秒数、解像度、生成本数、再試行上限を分けて書きます。
出典・関連記事・限界
公式仕様・提供経路・料金の確認日は2026年10月19日です。2.0と2.5の本文はByteDance Seed公式資料を中心にし、価格とモデルIDの同一経路比較だけRunway Dev公式資料を使いました。世代差の品質、速度、成功率、互換性は実測していません。
- ByteDance Seed:Seedance 2.0公式モデルページ — 入力モダリティ、編集・参照の概要。
- ByteDance Seed:Seedance 2.0公式ローンチ — 発表日、9画像・3動画・3音声、15秒、音声の説明。
- ByteDance Seed:Seedance 2.5公式モデルページ — 30秒、参照制御、編集の概要。
- ByteDance Seed:Seedance 2.5公式ローンチ — 発表日、30画像・10動画・10音声、タイムスタンプ編集、提供経路。
- ByteDance Seed:Seed Models — 現行モデル一覧における掲載状況。
- Runway Dev:Available AI Models —
seedance2とseedance2_5のモデルIDと説明。 - Runway Dev:API Pricing & Costs — 解像度別クレジットと最低値。