GPT Image 1とDALL-E 3旧素材とAPI移行を分けて考える

GPT Image 1とDALL-E 3は、現在の新規生成を競う組み合わせではありません。参照画像を使ったGPT Image 1の編集と、テキスト中心だったDALL-E 3の旧設定を分け、保存と移行の判断へつなげます。

2026年10月19日に確認したOpenAI公式資料をもとにした歴史比較です。DALL-E 3は2026年5月12日にAPIから退役し、GPT Image 1も2026年10月23日停止予定と案内されています。

この記事の目次
  1. 01現行の購入比較にしない
  2. 02旧ID・入力・設定を比較する
  3. 03旧素材を保存してから移す
  4. 04架空のポスターで旧工程を再現する
  5. 05現行GPT Image系へ移行する
  6. 06旧料金と品質評価の限界
  7. 07出典・確認範囲
01

現行の購入比較にしない

GPT Image 1の正式なモデルIDはgpt-image-1です。公式のImage prompting資料は、参照画像とマスクを使った生成・編集、low/medium/high/auto、サイズ、画像ファイル形式、透明背景、input_fidelityを旧ワークフロー向けに案内しています。

DALL-E 3の正式なモデルIDはdall-e-3です。現行のモデルページはDeprecatedかつAPIから削除済みとし、OpenAIのdeprecationsは2026年5月12日の退役をID別に記載しています。GPT Image 1もDeprecatedで、公式ガイドは2026年10月23日停止予定としています。したがって、この記事は現在どちらを買うかではなく、旧素材と設定をどう保存し、現行のGPT Image系へ移すかを扱います。

この記事の結論
旧プロジェクトがGPT Image 1なら、参照画像・マスク・input fidelity・入力画像トークンの条件を保存します。DALL-E 3なら、テキスト、サイズ、quality、style、返却形式、生成日時、採用版を保存します。現行の置換先は旧IDへ戻すのではなく、公式に提供中のGPT Image系を別の試行として選びます。
02

旧ID・入力・設定を比較する

OpenAI公式資料で確認できる旧仕様と現行状態(2026年10月19日確認)
確認軸GPT Image 1DALL-E 3保存・移行時の注意
正式な識別子gpt-image-1dall-e-3表示名ではなく、リクエストのmodelと生成日を保存。
提供状態Deprecated。公式ガイドは2026年10月23日停止予定。Deprecated、APIから削除済み。deprecationsは2026年5月12日退役。旧資料が読めても、現在再生成できるとは書かない。
入力・出力テキスト・画像入力。画像生成・編集、参照画像・マスク。画像出力。旧APIはテキスト入力中心の画像生成。画像出力。編集元画像、マスク、プロンプトを旧版の組で保存。
旧設定quality low/medium/high/auto、1024x1024/1024x1536/1536x1024/auto、PNG/JPEG/WebP、compression、透明背景、input_fidelity low/high。legacy quality standard/hd、size 1024x1024/1792x1024/1024x1792、style vivid/natural、response_format url/b64_json。右欄の値は退役モデル向け互換情報。現行GPT Imageへそのまま移さない。
現在のAPI停止予定日までの既存ワークフローを検証する対象。現行リファレンスでretired。Images APIの新規利用対象ではない。代替モデルID、経路、設定を別の生成記録へ書く。

DALL-E 3のquality、size、style、response_formatは、現行のImages generate referenceに退役モデル向けのlegacy値として残っています。これは旧設定を読むための根拠であり、DALL-E 3が現在呼び出せるという意味ではありません。GPT Image 1の高いinput_fidelityは画像入力トークンを多く使うと公式ガイドにあります。

03

旧素材を保存してから移す

旧素材の移行で最初に保存するのは、完成画像だけではありません。プロンプト、入力画像、マスク、出力サイズ、quality、style、返却のファイル形式、生成日時、採用版を一つの記録へ結び付けます。旧モデルの出力を現行モデルで完全に再現できると仮定しないことが、移行前の境界です。

GPT Image 1の記録

  • 生成か編集か、参照画像とマスクの役割を残す。
  • input_fidelity、quality、size、背景、ファイル形式、compressionを保存する。
  • 画像入力トークンと出力画像の採用版を対応させる。

DALL-E 3の記録

  • テキストプロンプト、quality、size、style、n、返却形式を残す。
  • 公式発表時の価格と、生成当時の契約・経路を分けて記録する。
  • 画像を再生成できないため、採用版と編集後の版を分けて保存する。

価格、日付、商品名などの確定情報が画像に含まれる場合は、旧画像を見本として扱い、現行素材では文字を別レイヤーへ組む工程も検討します。見た目が似ていても、正式文字の再現性を証明するものではありません。

04

架空のポスターで旧工程を再現する

仮の条件(実際の生成結果ではない)

架空の商品「山の水 500ml」の画像を、発売日の告知ポスターへ使う。GPT Image 1で商品写真の背景を編集した旧素材と、DALL-E 3でテキストから作った背景案が残っている。新しい日付と商品説明へ差し替えたい。

  1. 旧画像、元プロンプト、入力画像、マスク、サイズ、quality、style、生成日時を版ごとに整理する。
  2. GPT Image 1の旧編集は、商品本体を維持したか、背景だけを変えたか、マスク範囲を確認する。
  3. DALL-E 3の旧案は、テキスト中心の背景・構図の見本として使い、現在のAPIで再生成できると扱わない。
  4. 現行モデルで作り直す場合は、正式原稿を別ファイルで確定し、文字を画像へ任せるか別レイヤーへ組むかを決める。

この例では、GPT Image 1の旧編集条件を残す理由と、DALL-E 3の旧構図を見本として保存する理由が異なります。どちらが現在の画像品質に優れるかは、退役したモデルの再生成なしに結論にしません。

05

現行GPT Image系へ移行する

OpenAIのdeprecationsは、DALL-E 3の置換候補としてGPT Image 2、GPT Image 1、miniを案内しています。記事公開時に選ぶ現行モデルIDは、アカウントの提供状態と公式モデルページを再確認します。旧DALL-E 3のstyleやresponse_formatを、現行GPT Imageの設定名へ自動で置き換えません。

  • 旧プロンプトを、維持する対象・変える対象・文字原稿・納品サイズへ分解する。
  • GPT Image 1の参照画像・マスクは、現行経路の画像入力・編集仕様へ対応付ける。
  • quality、size、背景、出力ファイル形式、編集回数を新しい試行の作業票へ書く。
  • 移行後の画像は旧画像の再現と呼ばず、商品形状・文字・余白・採用条件を新たに検品する。

GPT Image 1からGPT Image 2へ移行する場合は、公式ガイドがinput_fidelityを省略し常にhigh fidelityになると案内しています。ただし、これは旧画像の見た目が自動的に一致するという意味ではなく、パラメータの移行差として記録します。

06

旧料金と品質評価の限界

GPT Image 1の公式モデルページには、入力・出力トークン単価と旧画像生成の解像度・quality別の目安があります。DALL-E 3は2023年の公式DevDay発表で画像1枚あたり$0.04からと案内されました。どちらも同じ現行経路の請求額ではなく、DALL-E 3の価格は当時の発表です。現在の費用比較へ換算しません。

この記事のために旧モデルの再生成、文字正答率、商品形状の保持率、速度、成功率は測定していません。公式のdeprecated/retired表示と、旧出力の品質評価を同じ結論へ混ぜないでください。

07

出典・確認範囲

公式資料の確認日は2026年10月19日です。GPT Image 1とDALL-E 3の正式ID、旧設定、退役日、価格の時点、移行時の注意を一次資料で照合しました。過去の出力を再現する実測は行っていません。