Nano Banana 2.1とIdeogram 4.5検索接地とPrecise Editの使い分け
事実を検索と資料から組み立てるならNano Banana 2.1、既存画像の編集部分をPrecise Editへ渡すならIdeogram 4.5。画像を作る前の確認経路で選択を分けます。
Google Gemini APIとIdeogram APIの公式資料を2026年10月19日に確認しました。両方の参照・編集機能を同じ表へ置き、検索で根拠を集める工程と既存画像を直す工程を分けて判断します。品質・日本語の正確さは測定していません。
この記事の目次
検索で組み立てるか既存画像を直すか
Nano Banana 2.1はgemini-nano-banana-2.1です。Googleの公式資料はテキスト・画像・動画・PDF入力、画像・テキスト出力、最大14枚の参照、1K/2K/4K、Web SearchとImage Searchのgrounding、thinkingを案内しています。イベント情報や商品資料を根拠と一緒に整理し、画像案へ構成する工程が中心です。
Ideogram 4.5は、APIのGenerate endpointでideogram-4-5を指定し、別のPrecise Edit endpointで既存画像の編集を行います。公式モデルページは最大5枚の参照、native 2K、4つのquality modeを掲載しています。既存画像の一部を直し、どの編集endpointを使ったかを保存する工程が中心です。
検索で確認した情報やPDF・動画を含む素材から画像を構成するなら2.1を基準にします。確定した一枚のレイアウトを元に、変更部分をPrecise Editへ渡して版を増やすならIdeogram 4.5を候補にします。どちらも参照画像を扱えるため、参照枚数だけで優劣を決めません。
正式ID・参照・編集設定を比べる
| 確認軸 | Nano Banana 2.1 | Ideogram 4.5 | 制作で決めること |
|---|---|---|---|
| 正式な識別子 | gemini-nano-banana-2.1。Gemini APIモデルページ掲載。 | Generate/Precise Editのモデル値はideogram-4-5。 | モデル値だけでなく、GenerateかPrecise Editかを保存する。 |
| 入力・参照 | テキスト・画像・動画・PDF。最大14枚の参照。物体10・人物4。 | Generateは最大5枚の参照を公式モデルページが案内。Precise Editは既存画像を編集。 | 資料の種類をそのまま受けるか、既存画像と変更指示へ絞るかを決める。 |
| 出力・設定 | 1K/2K/4K、画像・テキスト出力。thinkingと検索接地。 | native 2K、4つのquality mode。Generateはsource image ratioをAPI資料が案内。 | 最終サイズ、quality、縦横比を経路ごとに固定する。 |
| 編集経路 | multi-turn編集、Web/Image Search grounding。 | /v2/image/generate/ideogram-4-5と/v2/image/precise-edit/ideogram-4-5を分ける。 | 新規生成と既存画像の局所編集を版管理で分ける。 |
| 提供・課金 | Gemini APIはStandardのトークン・画像出力単位。 | Generateはprompt-only、参照/Precise Editはquality別の固定画像価格。 | 参照の有無とendpointを価格記録へ含める。 |
2.1の1K/2K/4KとIdeogramのnative 2Kは解像度表記の差です。出力の見た目、日本語文字の正確さ、編集の成功率へ自動的に読み替えられる比較資料は確認していません。
出典と編集版を別々に管理する
2.1では、イベント日程や商品仕様の出典、検索接地の利用、PDF・動画の参照箇所を残します。生成後に読める文字が正しいかを原稿と照合し、検索で見つけた情報を正式な法務・商品情報へ置き換える場合は担当者の確認を通します。
Ideogram 4.5では、初回Generateの参照画像、quality、source image ratio、返却ファイルを保存したうえで、変更が必要な版だけPrecise Editへ進めます。編集対象と指示を別の版として残し、新規生成の画像単価とPrecise Editの価格を混ぜません。
2.1の確認
- 検索結果・PDF・動画の参照位置を素材一覧へ記す。
- Web SearchとImage Searchの使用有無をリクエストへ残す。
- 最終の固有名詞と数値を元資料へ照合する。
Ideogram 4.5の確認
- GenerateとPrecise Editのendpointを版名へ含める。
- 最大5枚の参照、quality、2K、縦横比を保存する。
- 変更前の画像と編集後のファイル形式を一緒に渡す。
仮のイベント告知画像を更新する
仮の条件(実際の生成結果ではない)
架空の展示会のPDF案内、会場写真、ロゴ、日時原稿から、縦長の告知画像を作る。開催日と会場名は原稿を正本とし、開催後に「終了しました」の帯だけを追加する。
- 2.1でPDFと会場写真を参照し、日時・会場名を出典とともに指示へまとめる。
- 検索を使う場合は展示会の公式ページだけを補助資料として保存し、画像へ入れる文言を原稿と照合する。
- IdeogramのGenerateで初回案を作り、採用した画像に対する変更だけをPrecise Editへ分ける。
- 終了帯を追加した版では、quality、参照、画像単価、編集endpointを元案と別に記録する。
この例で2.1を選ぶ理由は、PDFと検索で確認した事実を制作の入口へまとめるためです。Ideogramを選ぶ理由は、採用済みのレイアウトを保ち、変更部分をPrecise Editの版として管理するためです。
トークンと固定画像単価を分ける
GoogleのStandard料金表では、2.1は入力$1.50/1M tokens、テキスト・thinking出力$7.50/1M tokens、画像出力$30/1M tokensです。画像出力の目安は1K $0.0336/画像、2K $0.0504/画像、4K $0.113/画像です。
Ideogram 4.5の公式モデルページは、prompt-onlyでLow $0.03/画像、Medium $0.06/画像、High $0.10/画像。参照画像またはPrecise EditはVery low $0.008/画像、Low $0.03/画像、Medium $0.06/画像、High $0.22/画像と掲載しています。prompt長、参照枚数、解像度でこの画像単価を変えない説明もあるため、endpointとqualityを記録して比較します。
model ID、endpoint、入力ファイル、検索リクエスト、入力・出力トークンまたは画像単価、quality、参照枚数、再編集回数、料金確認日を一つの表へ残します。
出典・確認範囲
公式資料の確認日は2026年10月19日です。正式ID、入力・参照枠、出力サイズ、検索接地、Precise Editの経路と価格を確認しました。画質、文字の正答率、編集成功率、速度、実請求額は測定していません。
- Google AI for Developers|Gemini Nano Banana 2.1 — 正式ID、入力・出力、トークン枠、検索接地。
- Google AI for Developers|Image generation — 参照、解像度、編集機能。
- Ideogram|Ideogram 4.5 — 参照、native 2K、quality、画像単価。
- Ideogram API|Generate with ideogram-4-5 — v2 Generateのモデル値、画像比率、2K。
- Google Gemini API|Pricing — 2.1のStandard料金。