Seedance 2.5とKling O3 Video Edit|複数素材の編集と短尺の原音保持

複数の画像・動画・音声を編集へ持ち込むならSeedance 2.5。10秒以下の元映像を、少数の画像参照と原音保持設定で修正するならKling O3 Proを候補にします。

元映像にどんな素材と指示を加えるかを、Runwayの公式資料から整理します。画像や動画の生成は実行せず、入力条件と制作工程で比較しています。

この記事の目次
  1. 01編集と新規生成を取り違えない
  2. 02参照枠と元映像の制限をそろえる
  3. 03素材を増やす前に変更対象を絞る
  4. 048秒の接客映像で制服を変える
  5. 05出力だけの秒単価で比べない
  6. 06出典・確認範囲
01

編集と新規生成を取り違えない

Seedance 2.5のvideo-to-videoは、既定では元映像を参考に新しい動画を作るreferenceモードです。元映像を編集する場合はeditを明示し、変更内容のプロンプト、durationのauto指定が必要になります。editでratioは指定できません。

Kling O3 Proの同endpointは、編集対象の映像とプロンプトを必須とし、原音を保つkeepOriginalSoundの既定値はtrueです。単に二つのモデルへ同じURLを渡すだけでは、同じ編集条件にならない点が重要です。

02

参照枠と元映像の制限をそろえる

Runway APIのモデル別仕様。2026年10月19日確認
判断軸Seedance 2.5Kling O3 Pro
Runwayの正式IDseedance2_5klingO3_pro
編集に必要な指定mode: "edit"、プロンプト、duration: "auto"。元映像とプロンプト。原音保持の設定を確認。
元映像の尺追加動画も含めて合計30秒以下。元映像は10秒以下。幅・高さ各720〜3840px。
画像・動画・音声参照画像最大30枚、追加動画最大9本、音声最大10本。音声は合計30秒未満。画像最大4枚。この経路の同等な追加動画・音声参照は確認していない。
音声の指定生成する音声の有無を指定。原音保持の保証とは分ける。keepOriginalSoundで元音声を保持するか指定。

参照数には媒体ごとの条件があります。Seedanceへ多数の素材を渡す場合も、画像の枚数と動画の合計秒数、音声の合計秒数を別々に数えます。

03

素材を増やす前に変更対象を絞る

Seedanceでは、画像を商品・背景・配色へ分け、参照動画を動きの見本として追加する理由を書きます。追加動画は入力制限と料金の両方へ影響するため、情報が重複するだけなら省く判断ができます。

Kling O3 Proでは、最大4枚の画像で何を伝えるかを絞ります。原音を残す素材なら、音の開始位置、話者の口、効果音のタイミングを検品表へ入れます。10秒を超える素材は、編集依頼前に分割と再結合の工程を決めます。

04

8秒の接客映像で制服を変える

仮の制作条件

8秒の接客映像、制服の前後写真2枚、4秒の動作見本がある。会話は残したい。以下はリクエストの設計例で、生成品質の検証ではありません。

動作見本まで編集の参照として使う必要があるなら、Seedanceで元映像8秒+追加4秒=合計12秒として整理します。制服の見た目だけを修正し動きは元映像を使うなら、Kling O3 Proへ写真2枚と原音保持の指定を渡す案が立ちます。

どちらを選ぶ場合も、制服の変更が不要な顔・手・店内まで変わっていないかを確認します。Seedanceへ追加動画を渡す理由が説明できなければ、参照を増やすこと自体を目的にしません。

05

出力だけの秒単価で比べない

Runway APIのSeedance 2.5は、720pなら出力30 credits/秒、入力・参照動画15 credits/秒で、最低80 creditsです。Kling O3 Proの動画編集は入力17 credits/秒。1 credit=$0.01で、課金する秒数が異なります。

上の例で8秒出力が720pとして課金される場合、Seedanceは出力240+元映像と参照動画180=420 credits。O3 Proへ元映像8秒だけを渡す場合は136 creditsです。使う素材と条件が異なる計算であり、同品質の勝敗ではありません。Seedanceのautoでは上限分の事前確保と終了後の未使用分返却もあるため、実際の確定額を確認します。

06

出典・確認範囲

確認日は2026年10月19日です。Runway APIの公式仕様と料金を比較しました。実際の生成、品質・速度・成功率の測定は行っていません。各社直接APIやWebプランの条件とは分けて扱います。