Genjutsu Motion TransferとLucy 2.5|参照画像の数と元映像の長さで選ぶ
複数の画像で人物や背景を指定し、30秒以内の元映像を作り替えるならGenjutsu Motion Transferが候補です。参照1枚と文章で長い映像を編集するならLucy 2.5の条件を確認します。完成画の保持率は別途試す必要があります。
2026年10月19日に確認した両社の公式API資料に基づく比較です。GenjutsuはMotion Transfer v1.0、Lucyは録画済み動画を扱う2.5に限定します。GenjutsuのWeb版やLucyのリアルタイム配信を同じ表へ混ぜません。
作り替える範囲を先に決める
Genjutsu Motion Transferは、元動画の動き・カメラ・タイミングを引き継ぎ、人物や場所、見た目を参照画像から作り替える機能です。Higgsfieldには特定要素を交換するObject Swapもありますが、この記事はMotion Transferの比較です。画面の一部だけを変える依頼なら、どちらの機能を選ぶかから確認します。
Lucy 2.5の動画編集APIは、変更する物や特徴を文章で指定し、必要に応じて参照画像を1枚渡す構成です。公式ガイドは、一度の指示に変更を詰め込みすぎず、対象を明確にする方法を案内しています。例えば「人物・背景・衣装を一度に指定する」条件と「人物を残して上着の色だけを変更する」条件では、必要な参照資料が違います。
入力と出力の条件を比べる
| 項目 | Genjutsu Motion Transfer | Lucy 2.5 |
|---|---|---|
| 正式ID | higgsfield/genjutsu/motion-transfer/v1.0 | lucy-2.5。lucy-latestは将来参照先が変わる別名。 |
| 参照画像 | 1〜8枚。プロンプトは任意。 | 任意のreference_image 1枚。画像だけで指示する場合はpromptを空文字にする。 |
| 元動画の尺 | 最低4秒。30秒超は30秒へ切り詰められ、準備された元動画に出力尺が従う。 | 公式には尺の制限なし。ただしファイルは最大200MB。 |
| 解像度 | 480p・720p・1080p。既定は720p。 | 720p。16:9または9:16のMP4入力(H.264/VP8)。 |
| 依頼条件の分岐 | 複数の参照資料、30秒以内のカット、1080pが必要な場合に確認する。 | 参照1枚と文章で伝えられ、720pと200MB以内に収まる長いカットを検討する。 |
Genjutsuの一般向けページには最大30参照画像とありますが、上表はAPIリファレンスの1〜8枚を採用しています。WebとAPIで上限が異なるため、Webの操作例をそのままAPIへ渡さないようにします。
45秒の撮影素材をどう扱うか
仮例:店内を歩く人物を、別の衣装と内装へ変更する
元動画は45秒、180MB、16:9。人物・服・店舗の参照写真が各1枚あるとします。3枚の役割を分けて渡したい場合はGenjutsuの入力枠が合いますが、全45秒を一度に渡すと末尾15秒が残りません。意図した区切りでカットを分け、接合部分の人物・照明・動作を確認する工程が必要です。
Lucy 2.5では45秒・180MBは記載された尺と容量条件に収まります。ただし参照画像の欄は1枚なので、3枚を別々の役割で渡す同じ依頼にはなりません。衣装だけを参照画像で指定し、内装を文章で説明するなど、変更範囲を狭めて成立するかを判断します。
この例で確認できるのは入力方法の適合だけです。どちらが服の模様を保つか、切れ目なく歩けるか、顔が変わらないかは生成映像で検品します。この記事のための新規生成は行っていません。
入力秒と生成秒の料金を比べる
Genjutsu APIのPrice欄は、割引前の入力動画1秒あたり480p $0.318、720p $0.681、1080p $1.632と記載しています。入力秒数は整数へ切り上げます。同じページの関連モデル一覧には割引を含む別の表示があるため、この比較ではPrice欄の割引前条件に固定します。
Decartの料金表は、Lucy 2.5の録画動画編集を720pの生成1秒あたり$0.04としています。10秒の入力から10秒を生成し、追加試行がない仮定では、720pの掲載単価による計算はGenjutsuが$6.81、Lucyが$0.40です。Genjutsuの個別割引、入力の切り上げ、試行回数は別に確認します。
Lucyのリアルタイム標準$0.02/秒は、この録画編集の単価には使いません。また、参照枚数や出力条件が異なるため、掲載単価の差を完成映像の品質や案件全体の安さへ広げないことが必要です。
出典と確認範囲
- Higgsfield API reference:正式ID、参照1〜8枚、4秒下限、30秒切り詰め、解像度。
- Higgsfield API Price:割引前の入力秒課金と端数処理。
- Genjutsu製品ページ:Motion TransferとObject Swap、Web版の参照画像上限。
- Decart Video Editing:Lucy 2.5の参照画像、録画入力、容量と出力条件。
- Decart Models:正式IDとlatest別名の対応。
- Decart Pricing:録画編集とリアルタイムの課金区分。
公式仕様と公開料金を2026年10月19日に確認。人物保持、動作の再現、編集精度、速度の同条件試験は含みません。