GPT Image 1とStable Diffusion 3.5 Large終了前APIと公開ウェイトを分離する

GPT Image 1のAPI資産を後継へ移す作業と、Stable Diffusion 3.5 Largeの公開ウェイト・推論コードを引き継ぐ作業は別です。画像入力とローカル環境、ライセンスを分けて考えます。

2026年10月19日に確認したOpenAIとStability AIの公式資料をもとにした世代・経路比較です。GPT Image 1は2026年10月23日停止予定、SD3.5 Largeは公開ウェイトとCommunity/Enterpriseの提供案内を個別に確認します。

この記事の目次
  1. 01移行する資産から選ぶ
  2. 02APIと公開ウェイトを比較する
  3. 03実行環境とログを分ける
  4. 04ロゴ画像の仮例で分岐する
  5. 05料金・ライセンス・未測定
  6. 06出典・確認範囲
01

移行する資産から選ぶ

GPT Image 1の正式なモデルIDはgpt-image-1です。公式ガイドはテキスト・画像入力、生成・編集、マスク、input_fidelity、quality、size、背景、ファイル形式を案内しています。OpenAIのDeprecationsは2026年10月23日のshutdown予定と、GPT Image 2.5 Sunburst/Flareを代替候補として掲載しています。

Stable Diffusion 3.5 Largeは2024年10月22日に発表された公開モデルです。公式repoはLarge、Large Turbo、Mediumのウェイト、推論コード、ControlNetを案内し、Hugging Faceのstabilityai/stable-diffusion-3.5-large model cardはMMDiT text-to-imageとStability Community Licenseを示します。公開ウェイトとホスト型APIを同一の提供物にしません。

選び方
既存APIの画像入力・mask・responseを後継APIへ移すならGPT Image 1の記録を中心にします。自社GPUや推論基盤でウェイト・依存・ライセンスを管理するならSD3.5 Largeを検討します。Core Modelsの掲載は個別API endpointや価格の証明ではありません。
02

APIと公開ウェイトを比較する

公式資料で確認できるAPI資産と公開ウェイトの条件(2026年10月19日確認)
確認軸GPT Image 1Stable Diffusion 3.5 Large保存・確認するもの
識別子・提供gpt-image-1。OpenAI Images API。stabilityai/stable-diffusion-3.5-large。公式repo、Hugging Face、ホスト経路。model ID、revision、provider、実行日時。
入力・編集テキスト・画像入力、generate/edit、mask、input_fidelity low/high。MMDiTのtext-to-image。公式repoは推論コードとControlNetを案内。元画像・maskと、推論コード・条件を別欄に保存。
出力・提供状態size、quality、PNG/JPEG/WebP、2026-10-23 shutdown予定。Large、Large Turbo、Mediumの公開ウェイト。Core ModelsはCommunity/Enterprise向け掲載だが、個別API endpoint・価格は未確定。公開ウェイトの現行性とAPIの契約を別確認。
ライセンスOpenAI APIの利用条件・課金条件。Stability Community License。収益・用途・組織条件を確認。API規約とウェイトライセンスを一つにまとめない。

SD3.5 LargeがCore Modelsに掲載されていても、地域、認証、価格、endpointを自動で決められません。Hugging Faceの公開ウェイトを取得できることも、商用のホストAPIを無条件で使えることを意味しません。

03

実行環境とログを分ける

GPT Image 1では、requestとresponse、入力画像、mask、input_fidelity、quality、size、背景、ファイル形式、実行時刻を保存します。shutdown前に動かす必要のある素材を洗い出し、後継APIで同じ結果になると仮定しません。

SD3.5 Largeでは、weight IDとrevision・hash、推論コード、text encoder依存、ControlNetの有無、GPU/VRAM、sampler、steps、seed、出力画像、Community Licenseの判断記録を保存します。LargeとLarge Turboを同じモデルIDとして扱いません。

  • APIの画像入力・maskと、公開ウェイトの実行パラメータを別の資産群にする。
  • モデルウェイト、依存、GPU、出力をそろえ、誰がどの条件で再実行できるかを記録する。
  • 商用納品の判断は、文字や画像の見た目ではなく、契約とライセンスの確認結果で行う。
04

ロゴ画像の仮例で分岐する

仮の条件(実際の生成結果ではない)

架空のキャンプ用品のロゴ画像について、背景を屋外の岩場へ変更し、ロゴの輪郭と商品名を保つ。既存のGPT Image 1 APIログと、社内のSD3.5 Largeウェイトがある。

  1. GPT Image 1のログから元画像、mask、input_fidelity、quality、size、ファイル形式、response、実行日時を保存する。
  2. 後継APIへ移す場合は、旧APIの設定を現行モデルへ対応付け、元画像と新しい試行を別の版として記録する。
  3. SD3.5 Largeへ移す場合は、weight revision、推論コード、ControlNetの有無、sampler、steps、seed、GPU、Community Licenseを作業票へ入れる。
  4. ロゴ文字、輪郭、背景の境界、ファイル形式を検品し、未測定の見た目を優劣へ変えない。

旧APIの停止に備えた保存と、自社推論環境の維持は異なる移行判断です。SD3.5 Largeの商用条件が組織・用途に合うか確認できない場合は、画像の印象だけで採用しません。

05

料金・ライセンス・未測定

GPT Image 1の公式モデルページには、入力・出力トークン単価と旧APIの品質・サイズ別画像料金があります。停止予定日までのAPI実行を見積もる場合は、入力画像、quality、size、ファイル形式、再試行を一件ずつ確認し、単価だけを総額としません。

SD3.5 Largeは公開ウェイトとCommunity Licenseが確認できますが、StabilityのCore Models一覧は個別APIの単価を示していません。ホスト料金、GPU、ストレージ、依存更新、ControlNetの実行費用は経路別に見積もります。Community Licenseの収益条件も組織の法務確認へ回します。

文字精度、ロゴ保持、速度、GPU消費、API移行後の一致は測定していません。公式のモデル発表やベンチマークの位置付けを、この二つの実制作の勝者へしません。

06

出典・確認範囲

確認日は2026年10月19日です。GPT Image 1の正式ID・編集設定・shutdown予定、SD3.5 Largeの発表・公開ウェイト・推論コード・Community License・Core Models掲載範囲を公式資料で照合しました。両経路での再生成やライセンス審査は行っていません。